食糧危機のベネズエラで調査、「食事は1日2回以下」が3割
食品だけでなく、トイレットペーパーなどの生活用品不足も深刻化している。ベネズエラ政府は財政運営の失策やうまくいかないプロジェクトへの多額の支出、油田への投資欠如などによって外貨が極端に不足しているため、外国から商品を輸入することもできない。
ゴンザレスさんの10歳の娘は中程度の栄養不良と診断された。食事の内容は「ご飯とサラダの時もある。朝食は餅か小さなアレパ。肉は長いこと食べていない」と打ち明ける。
生活実態調査では、回答者の72.7%がこの1年でやせたと回答。体重は平均すると8.7キロ減っていた。
マドゥロ大統領はこれまで同国は危機的状況にはないと主張していたが、19日には一部の勤労者に支給する食料引換券を42%増やすと発表した。