モスル空爆で民間人死者、車爆弾への空爆が原因か
軍のチームは、がれきの中から車爆弾と起爆装置が見つかったとして、ISISが民家を爆破した可能性を指摘した。現場では女性や子ども25人が救出されたという。
米軍とイラク軍は25日以降、民間人200人が死亡したとされる問題を調査している。この問題を最初に提起した地元議会議長は26日、情報筋からの話として、200人という人数は複数の場所で出た犠牲者の合計だと説明した。対テロ部隊を率いる大佐は、「死者200人は誇張」との見方を示している。
24日に現地入りした米紙記者が住民の話として報告したところによると、ISISは住民らを強制的にこの地域へ避難させていた。爆弾を仕掛けたトラックは空爆の数日前から目撃されていた。トラックの爆発が空爆によって起きたのかどうかははっきりしない。爆発当時、ISISの戦闘員は上空の航空機を銃撃していたという。
イラク治安部隊の報道官は25日、奪還作戦がモスル旧市街での戦闘に移り、上空から標的を狙う攻撃は困難になっていると指摘。民間人の犠牲を避けるために戦術を変える必要があるとの見解を示した。