中国初の国産空母、大連で進水式 20年に就役へ
(CNN) 中国が初めて国内で設計、建造した空母の進水式が26日、遼寧省大連で行われた。
空母の名前はまだ発表されていない。中国国防省によると、同日早朝に大連の造船所から近くの波止場に運ばれた。
中国は2015年12月に国産空母の建造を発表していた。作業は13年11月から始まり、船体の主要部分や動力系統は昨年末頃までに完成していた。
今後さらに点検や試験を実施するため、就役は2020年になるという。
中国が保有する空母としては、1998年にウクライナから購入し、14年間かけて改修した「遼寧」に続く2隻目。
豪ロウイー研究所のサム・ロッホフェーン氏がCNNに語ったところによると、中国は新空母を次世代の空母への橋渡しと位置付けているようだ。1隻目の遼寧から大きく進歩しているわけではなく、米軍の空母に後れを取っている。しかし、米空母のレベルに近い3隻目の建造がすでに始まっている可能性もあるという。