警棒だけで襲撃犯に立ち向かう、警官に称賛の声 英テロ
(CNN) 英ロンドン中心部のロンドン橋で発生したテロ事件で、刃物を持った襲撃犯に対し、警棒1本しか身に帯びていなかったにもかかわらず果敢に立ち向かった鉄道警察官に対して称賛の声があがっている。警察官は頭や顔、脚を負傷したものの、命に別条はないという。
ロンドン中心部で襲撃が起きたのは3日夜。襲撃犯3人はバンをロンドン橋の通行人に突っ込ませた後、近くの市場に向かい刃物で人々を襲った。襲撃犯3人はその後、警官に射殺されている。
英鉄道警察幹部のポール・クローサー氏は、この警察官を病院に見舞い、襲撃について直接報告を受けたという。クローサー氏は声明で、「危機に直面する中、現場に居合わせて支援に駆けつけた他の大勢とともに、彼が多大な勇気を発揮したことが明らかになった」と述べた。
クローサー氏はまた、「我々の一員となって2年に満たないが、彼の見せた勇気は傑出しており、そのことを非常に誇りに思う」と語った。
この警察官の名前は公表されていない。容体は安定しているという。