ドイツ下院、同性婚法案を可決 異性カップルと同じ権利付与

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同性婚の合法化を求めてデモ行進する人々

同性婚の合法化を求めてデモ行進する人々

(CNN) ドイツ下院は30日、同性婚を合法とする法案の採決を行い、賛成393、反対226でこれを可決した。棄権票は4だった。

法案は国内にいる同性のカップルに対し異性のカップルと同じ権利を与えるもの。これにより同性のカップルも結婚や養子をとることが認められる。

法案は来週行われる上院の採決も通過する公算が大きい。法律として正式に成立すれば、同性同士の結婚が合法とされている20あまりの国々にドイツが加わることになる。

英世論調査機関ユーガブの最近の調査によると、ドイツ国民の3分の2は同性婚の合法化を支持している。

メルケル首相は採決の後、自身は反対票を投じたとした上で、こうした問題を投票にかけたことは重要だったと述べた。同首相は長い間、同性婚をめぐる投票の実施に反対の立場をとってきたが、26日になって投票に前向きな姿勢を示していた。

首相の態度の軟化は、従来同性婚に反対してきた与党・キリスト教民主同盟(CDU)がその方針を大きく転換したことを意味する。総選挙を9月に控える中、中道の自由民主党(FDP)と左派の緑の党は、「すべての人にとっての結婚」を正式に支持しなければCDUと連立を組まない考えを明言していた。

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