シリア首都で自爆攻撃 20人死亡、数十人負傷
(CNN) シリア国営メディアによると、首都ダマスカス中心部で2日、当局が追跡していた車が爆発を起こし、少なくとも20人が死亡、子どもたちを含む数十人が重軽傷を負った。同国外務省が国連安全保障理事会への書簡で報告した。
当局は当時、3台の車を追跡していた。このうち2台を捕らえ、市内の広場近くで3台目に近付いたところ、乗っていた容疑者が自爆したという。
シリア内戦が始まった2011年以降、ダマスカスでテロが起きた例は少なく、アサド政権軍と政権側の民兵が掌握を維持してきた。
しかし今年3月には、反体制派の集団が同市北東部に奇襲攻撃を仕掛けた。政権軍はこのところ北部ラッカなどで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」との戦闘に力を注いでいるため、南部にあるダマスカスの防備が手薄になっているとの指摘もある。