英フィリップ殿下が公務引退、2日のパレード出席を最後に
ロンドン(CNN) 英エリザベス女王の夫のフィリップ殿下(96)が今週、公務から引退する。英君主の伴侶としての在位期間は史上最長に及んだ。
最後の公務は2日。海兵隊によるバッキンガム宮殿でのパレードに出席し、64年間に及んだ海兵隊元帥(げんすい)の役職からも退く。
バッキンガム宮殿の報道担当者によると、今後も折に触れ、女王とともに行事に出席する可能性はある。
エリザベス女王が1952年に即位してから、フィリップ殿下が単独で出席した行事は2万2219回。単独での海外訪問は637回、スピーチは5496回に上った。
6月に感染症の治療で入院したものの、90代後半の男性としては良好な健康状態で、昨年も200の行事に出席した。