兵士の集団に車が突っ込む、6人負傷 パリ郊外
(CNN) パリ郊外で9日、対テロ部隊の兵士の集団に車が突っ込み、6人が負傷した。車は現場から逃走し、警察が行方を追っている。
現場はパリの北西に位置するルバロワ・ペレ市。同日午前8時15分頃、兵舎から出てきた兵士らに独BMWの車が突っ込んだ。
負傷者のうち2人は重傷だが、命に別条はないという。
兵士らが所属する部隊は、2015年1月にパリで起きた新聞社襲撃事件を受けて創設された。
同市のバルカニ市長がCNN系列局に語ったところによると、車は細い路地で兵舎から出てくる兵士らを待ち伏せしていたという。
フランスでは15年11月のパリ同時多発テロ事件以来、非常事態宣言の延長が続いている。
同国で治安要員が狙われた事件は、今年だけで6件目。ルーブル美術館やシャンゼリゼ通り、ノートルダム大聖堂などの観光地を狙った攻撃が相次いでいる。