兵士の集団に車突入、容疑者を逮捕 フランス
(CNN) フランスのパリ郊外で兵士の集団に車が突っ込み6人が負傷した事件で、運転手の行方を追っていた仏警察は9日、同市北方の高速道路上で男1人を逮捕した。同国のフィリップ首相は逮捕された男について、今回の襲撃の実行犯と同一人物だと確認した。
パリ検察の報道官はCNNの取材に、逮捕の際に警官1人が流れ弾で負傷したと明らかにした。
CNN系列局の仏BFMTVによると、男は高速道路上で警察から逃走を図った際に銃弾5発が当たり重傷となっている。武装はしていなかったという。逮捕地点については、北部の都市ブローニュシュルメールとカレーの間だと伝えた。
容疑者は1980年生まれ。逮捕される前に自分の車で警察車両に突っ込んだとの情報もあるという。
今回の襲撃は現地時間の9日午前8時ごろ、パリ郊外のルバロワ・ペレにある兵士の詰め所前で発生。パリ警察によると、兵士6人が負傷し、うち3人は重傷を負った。警察は兵士の集団に突っ込んだ車とその運転手の行方を追っていた。