キリスト教行事の会場で巨木倒れる、13人死亡 ポルトガル
(CNN) 北大西洋に浮かぶポルトガル領マデイラ島で15日、キリスト教カトリックの行事に参列した人々を倒木が直撃し、13人が死亡、49人が負傷した。
地元保健当局の責任者が記者会見で語ったところによると、現場は島の主要都市フンシャル近郊の村。この日は聖母マリアの昇天を記念するカトリックの重要な祝日で、信者らが集まっていた。
死者の中には幼い女児が含まれているという。負傷者のうち7人は重傷で、手術の必要な患者が3人いる。フランス、ドイツ、ハンガリー出身の外国人計3人も負傷した。
現場のビデオには、巨木が倒れ、人々が悲鳴を上げて逃げる場面が映っている。地元メディアによれば、倒れたのは樹齢200年のナラの木だった。
地元当局によると、ポルトガルのマルセロ・レベロデソウザ大統領は同日中に島を訪れる見通し。アントニオ・コスタ首相はツイッターで弔意を表した。
マデイラ島は「大西洋の真珠」と呼ばれ、観光客の人気を集めている。