インド・ムンバイで豪雨 道路冠水、国内便に欠航も
(CNN) インドの金融の中心地ムンバイが29日、モンスーンの集中豪雨に見舞われて交通網がまひするなどの影響が広がっている。警察は住民に対して外出を避け、身動きできなくなった車は捨てて避難するよう呼びかけた。これまでのところ死傷者は報告されていない。
豪雨は29日未明から降り続き、低地では道路が冠水。住民は仕事や学校を切り上げて、一部では腰までの高さの水につかりながら帰宅した。
モディ首相はツイッターを通じて住民に警戒を呼びかけ、海軍はムンバイ各地に救助隊を配備して災害発生に備えた。
列車は立往生したり遅れたりするなどして、帰宅を急ぐ大勢の通勤客が足止めされている。空の便も国内便の行先変更や欠航が相次いだ。
地元メディアは今回の状況について、ムンバイで数百人の死者を出した2005年以来の豪雨になる可能性もあると伝えた。
しかしムンバイの災害対策当局はCNNの取材に対し、「洪水のような状況ではない。誰も救助を必要としていない」と話している。
Currently in Parel, boats are out. Stay safe guys. #MumbaiRains @RidlrMUM pic.twitter.com/JX1OXbcCeb
— Piyush Jain (@PJ_CRACKER) 2017年8月29日