ミャンマー衝突、ロヒンギャの避難1万8500人に

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ミャンマー西部の州から避難したロヒンギャが暮らすキャンプ

ミャンマー西部の州から避難したロヒンギャが暮らすキャンプ

(CNN) ミャンマー西部ラカイン州の衝突激化を受けて同州から避難した少数派のイスラム教徒ロヒンギャの人数が、5日間で1万8500人あまりに上っていることが31日までに分かった。国際移住機関(IOM)が明らかにした。

ミャンマー政府は25日にロヒンギャの武装集団による襲撃が相次いで治安部隊の12人が死亡したとして、集中的な「掃討作戦」を展開。この日以来、大勢のロヒンギャがラカイン州から避難していた。

ミャンマーの国営メディアは29日、「過激テロリストの同時攻撃」による25日以来の死者が110人を超えたと伝えた。

IOMによると、ロヒンギャの避難民は数千人がバングラデシュとの国境を超える一方、両国を隔てる無人地帯で足止めされている人も数千人に上る。

避難民や難民の数は支援団体が調べているが、国境沿いのキャンプにたどり着いた人の正確な人数は分かっていない。

国連安全保障理事会は30日、英国の要請で非公開の会合を開き、ミャンマーの衝突激化への対応を協議した。

英国のライクロフト国連大使は記者団に対し、一部の国の反対に阻まれて、国連の行動に関する一致した見解はまとまらない見通しだと語っていた。共同声明は発表されていない。

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