タリバーンが米軍基地襲撃、「犬」のちらしに反発 アフガン

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ワシントン(CNN) 米軍当局者は6日、アフガニスタン北部にあるバグラム米空軍基地のゲートで自爆とみられる攻撃が起き、米国人1人が負傷したと報告した。

アフガンの反政府武装勢力「タリバーン」が犯行を認めるメディア向けのメッセージを発表。米軍主導の北大西洋条約機構(NATO)連合軍が5日、アフガン北部でまいたちらしに犬の体にイスラム教聖典「コーラン」の韻文が描かれた図柄があったことへの報復攻撃と主張した。

イスラム教では犬は不浄な存在と受けとめられている。ちらしはパルワン州で散布されたもので、テロ組織掃討作戦に従事する治安部隊への協力を地元住民に呼び掛けていた。

アフガン駐留米軍の声明によると、自爆攻撃で少人数の負傷者が出て、同基地内の医療施設で手当てを受けた。負傷した米国人が兵士もしくは契約業者なのか不明。実行犯は単独とみられ、オートバイに乗っていたが、検問所の突破はなかったとしている。

バグラム基地が位置する行政区の責任者はCNNの取材に、実行犯は正門ゲートで補給物資を積んだトラックの車列を狙って起爆したと述べた。

ちらし頒布(はんぷ)について米軍は文書での声明で謝罪し、イスラム教に対しては深い尊敬の念を抱いていると主張。アフガン内で米軍とNATOの特殊作戦部隊を率いる司令官はイスラム教や教徒をひどく傷付けるちらしの図柄は誤って盛り込まれたと釈明した。

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