メキシコ地震の死者230人に、校舎倒壊で子ども犠牲

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メキシコでは地震の後の捜索救助活動が行われている

メキシコでは地震の後の捜索救助活動が行われている

(CNN) メキシコを襲ったマグニチュード(M)7.1の強い地震で、これまでに少なくとも230人の死亡が確認された。発生から一夜明けた20日も、各地でがれきの下敷きになった人たちの捜索救助活動が続いている。

メキシコは12日前にも大きな地震に襲われたばかり。ペニャニエト大統領は、新たな国家非常事態を宣言した。

今回の地震は震源の深さが51キロと浅かったことから、学校や住宅などを含め多くの建物が倒壊した。

犠牲者のうち100人は、世界有数の人口密集地である首都メキシコ市で死亡。モレロス、プエブラ、メヒコ、ゲレロ、オアハカの各州でも死者が出ている。政府は犠牲者をしのんで3日間の服喪を宣言した。

メキシコ市内の学校の倒壊現場では、子ども21人を含む25人が遺体で発見された。20日現在、少なくとも子ども2人と大人1人が行方不明になっている。11人は救出され、20日夕には女の子1人ががれきの中から助け出される様子をテレビが中継した。学校の周りには子どもを探して大勢の保護者が集まった。7歳のホセ君の家族は何時間もかけて病院などを探し回ったが、19日夜になって、校内にいたホセ君が遺体で見つかったと告げられたという。

教育省によると、メキシコ全土で損壊した公立学校は2000校以上。メキシコ市内では212校が被災して、うち16校で深刻な被害が出ている。

市内全域で自宅を失った大勢の住民が避難所に身を寄せている。学校は無期休校となり、大規模な停電も続いている。

ペニャニエト大統領は屋内にとどまるよう国民に呼びかけたが、各地で捜索救助活動に住民が加わっている。

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