訪朝の国連事務次官、半島情勢は「最も危険な安保問題」 

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握手を交わす国連のフェルトマン事務次長(左)と北朝鮮の李容浩外相=12月7日、平壌

握手を交わす国連のフェルトマン事務次長(左)と北朝鮮の李容浩外相=12月7日、平壌

(CNN) 北朝鮮を訪問した国連のジェフリー・フェルトマン事務次長(政治担当)が、緊迫化する朝鮮半島情勢について、世界で最も危険な安全保障問題であり、戦争を避けるためには早期に外交を通じて解決しなければならないと指摘したことが11日までに分かった。

フェルトマン事務次長は5~8日にかけて北朝鮮を訪問した。国連高官が北朝鮮を訪問するのは6年ぶり。

国連の発表によると、フェルトマン事務次長は北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相と会談し、現状について「最も緊迫し、最も危険な平和および安全保障問題」と位置付ける認識で一致したという。

フェルトマン氏は報道陣向けの声明で、国連安全保障理事会の関連決議を履行しなければならないと強調し、外交的な解決は真摯(しんし)な対話を通じて実現できると指摘。

「衝突の危険を抑えるためには誤った判断の防止と、開かれた対話の窓口が緊急に必要とされる」と述べ、国際社会は平和的解決のために尽力していると強調した。

フェルトマン氏は北朝鮮滞在中、小児病院や結核予防施設など、国連がかかわる複数の施設も訪問した。

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