英女王がクリスマスメッセージ、テロや火災の犠牲者に哀悼

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英エリザベス女王が恒例のクリスマスメッセージを発表した

英エリザベス女王が恒例のクリスマスメッセージを発表した

ロンドン(CNN) 英エリザベス女王は25日、毎年恒例のクリスマスメッセージを発表し、マンチェスターとロンドンで相次いだテロ事件や、ロンドン市内の高層住宅で起きた火災の犠牲者らに哀悼の意を表した。

マンチェスターのテロ事件では22人が犠牲になり、ロンドン市内の高層住宅で起きた火災では71人が死亡した。

エリザベス女王はバッキンガム宮殿で録画したメッセージの中で、「今年のクリスマスは、ロンドンとマンチェスターのことを思っています」と述べ、病院を訪れて負傷者を見舞ったことを「名誉」と形容。「私が出会った患者たちは、素晴らしい勇気と回復力を見せてくれました」と振り返った。

高層住宅火災で住む場所を失った被害者や、カリブ海を襲ったハリケーンの被災者にも触れて「自宅は安全なはずの場所であり、聖域でさえあったのに、その癒やしの場が打ち砕かれる衝撃はあまりに大きい」と思いやり、「死亡した人たち、たくさんのものを失った人たちのことを思い、祈りをささげます」と語るとともに、相次ぐテロ事件などで緊急対応に追われた関係者にもねぎらいの言葉をかけた。

自身については、フィリップ殿下との結婚70年目を迎えたことや、殿下が公務からの引退を決めたことについて、「家庭と家族の恵み、特に70年の結婚に感謝をささげます」と語り、「(フィリップ殿下の)サポートと独特なユーモアのセンスは、これからも変わらず力強くあり続けるでしょう」とした。

さらに、5月に結婚を予定しているメーガン・マークルさんとヘンリー王子、4月に第3子が誕生予定のウィリアム王子夫妻を念頭に、「今年のクリスマスを家族と共に過ごしながら、来年に向けて新しい家族を迎えることを楽しみにしています」と結んだ。

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