シリア難民14人、凍死遺体で発見 レバノン国境
(CNN) レバノン当局は22日までに、シリアから越境してきた難民少なくとも14人が、国境の山岳地帯で凍死しているのが見つかったと発表した。
遺体は13体が19日に、1体が20日に、密入国に使用される経路上でそれぞれ発見された。このうち2体は子どものものだったという。
レバノンの国営メディアは難民3人が病院に運ばれたと報じた。
国連児童基金(ユニセフ)の中東担当責任者は、今回の難民らの死を悲劇と述べたうえで「シリア国民は依然として自らとその子どもたちの命を危険にさらしながら、身の安全と避難場所を必死に探し求めている」と現状への懸念を表明した。
また、とりわけ難民の子どもたちへの支援を拡充する必要があるとの認識を示し、「言い訳は通用しない。これ以上子どもたちを見捨てるわけにはいかない」と語った。