イラク駐留米軍、段階的に縮小へ ISIS掃討作戦終了で
(CNN) イラク当局は7日までに、同国に駐留する米軍部隊の規模を段階的に縮小させる方針を示した。政府報道官がCNNに語った。
同国で過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討作戦を展開してきた米軍主導の有志連合は5日、イラクでの作戦について、戦闘への支援から軍事成果の維持へ「重心を移す」との声明を発表した。
イラク政府報道官によると、これは米軍部隊の段階的な縮小を意味するという。
イラク軍は昨年12月、同国のISIS支配地を全て解放したと発表していた。米国防総省がこの時期に発表したイラク駐留部隊の規模は5200人前後だった。
有志連合の声明はイラク駐留部隊の移動先に言及しなかったが、トランプ米政権は昨年、アフガニスタンへの増派を表明している。
イラク政府の報道官はCNNに、「イラクにおける米部隊の規模や次の段階の内容はイラク政府が決める」と語った。