地震で20人死亡、道路や建物に被害 パプアニューギニア
(CNN) 南太平洋のパプアニューギニアで26日未明にマグニチュード(M)7.5の地震が発生し、28日までに少なくとも20人の死者が報告されている。
米地質調査所(USGS)によると、震源はパプアニューギニア中部、深さは35キロ。複数の強い余震も観測された。
地元警察幹部が28日に発表したところによると、ヘラ、エンガ、南部山岳の3州で甚大な被害が出ている。
同国のオニール首相は地震発生直後、軍兵士や政府職員らの災害対策チームがただちに被災地へ向かったと述べた。
現地の赤十字によると、携帯電話の通信網に被害が出ているため、現地のボランティアと連絡が取りにくい状態が続いている。
隣国オーストラリアのビショップ外相は声明で、パプアニューギニア政府の要請を受けて空軍の輸送機を派遣し、同国軍に後方支援を提供すると表明した。