スロバキアで記者殺害、情報提供者に報奨金1.3億円
(CNN) 東欧スロバキアのフィツォ首相は1日までに、同国のヤン・クツィアク記者(27)が殺害された事件の情報提供に対して100万ユーロ(約1億3000万円)の報奨金を支払うと明らかにした。
国際新聞編集者協会(IPI)によれば、2月26日に、ニュースサイトの記者だったクツィアク氏と婚約者がそれぞれ胸部と頭部に銃弾を受けて殺害されたのが見つかった。
警察によれば、3人は2月22日から25日のどこかの時点で、クツィアク氏のアパートで殺害された。
スロバキア政府によれば、容疑者の逮捕や起訴、有罪判決につながる関連情報を提供した人物に報奨金を支払うという。
クツィアク氏はビジネス界の脱税や詐欺行為について追っていた。中には与党とつながりをもつ人物も含まれるという。
スロバキア警察幹部は、クツィアク氏の殺害について記者の仕事と関連がある可能性が高いとの見方を示す。
地元メディアなどによれば、クツィアク氏は調査報道に関連して、スロバキアの実業家から脅迫を受けており、警察にも通報していた。