習主席、全人代閉幕式で演説 「民族の復興」訴える
香港(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は20日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の閉幕式で演説し、中国を世界の大国として復興させる「決意」を強調した。
今年の全人代では国家主席の任期を撤廃し、習氏の3期目就任を可能にする憲法改正案が可決された。
権力掌握を果たした習氏は閉幕にあたり、「民族の復興は中国国民最大の夢となっている」「我々は世界の中で就くべき地位に就くという固い決意の下、敵との流血の戦いも辞さない覚悟だ」と語った。
同氏はまた、中国の国土を「一寸たりとも」譲らないと強調して台湾や香港の独立派をけん制。「我々は国の主権と領土の一体性を守り、祖国の完全統一を達成しなければならない」と力を込めた。