仏ワイン、ロブスターに美女 北朝鮮「金一族」の専用列車
同氏のこれらの逸話はロシア外務省の記録係がまとめた機密指定とみられる報告書に基づいていた。この記録係は総書記が01年に実施したロシア内の1カ月間にわたる鉄道旅行に同行していたという。
プリコフスキー氏によると、特別列車が通過する沿線の鉄道駅には生きたロブスターが持ち込まれ、フランス・ボルドーなどの赤ワインの箱も準備されたという。
朝鮮日報の記事によると、総書記が列車旅行する場合、他の列車が先だって前方を進み、偵察任務を実施。さらに、この列車の後方を治安対策用の別の車両が走行したという。これらの列車は線路の保全状況などを確認。また、総書記の護衛や他の支援要員も乗車させていた。治安対策要員のチームが前もって線路上で爆発物探知に当たることもあったという。
さらに、航空機が総書記の列車走行を上空から逐一追う安全対策も行われた。要員や余分な装備品を輸送する場合もあるとしている。