シリアの化学兵器疑惑、OPCW調査団が現地入りできず
またロシアのシュルギンOPCW代表は16日の声明で、現地の市民ボランティア組織「シリア民主防衛隊(通称・ホワイトヘルメッツ)」が米国から提供された資金を使い、化学兵器攻撃を偽装したと主張した。
一方、米国のワードOPCW代表は16日、ロシアが現地で「不正工作」をしている可能性があると述べ、調査に支障が出るとの懸念を示した。
ロシアのラブロフ外相は英BBCテレビとのインタビューでこれを否定。同国から先週された派遣した専門家チームが「化学兵器使用の形跡なし」と結論付けたことを強調した。