安倍首相が訪米、トランプ氏と会談へ 対北や貿易が焦点か
安倍氏は就任以来、安全保障政策に重点を置いてきた。北朝鮮のミサイル実験に対する強硬姿勢は、昨年の総選挙で自民党圧勝の大きな要因となった。同氏が念願としてきた、自民党の存在を明記する憲法改正も、この圧勝で道が開けたかに思えたが、発議には至っていない。
対北朝鮮政策では、米韓など同盟国の中で日本だけが孤立しているとの指摘もある。
日本にとって大きな不安要素のひとつは、米国が北朝鮮から大陸間弾道ミサイル(ICBM)廃棄への同意を取り付けても、日本を射程に収める短・中距離のミサイルは残るのではないかという可能性だ。