遊んでいた不発弾が爆発、親子ら3人死亡 アフガン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
アフガン東部で不発弾が爆発し、11人が死傷した

アフガン東部で不発弾が爆発し、11人が死傷した

カブール(CNN) アフガニスタン東部のナンガハル州で29日、子どもたちが見つけて遊んでいた不発弾が爆発し、親子ら3人が死亡した。ナンガハル州当局によると、爆発は同日午前7時ごろ発生し、女性1人とその娘を含む女児2人が死亡したほか、女児2人を含む8人が負傷した。

砲弾は、反政府武装勢力「タリバーン」が28日に発射したものと思われる。

タリバーンは2001年までアフガニスタンを実効支配していたが、2001年、米軍率いる有志連合のアフガン進攻によって、タリバーン政権は崩壊した。しかしここ数年は勢力を盛り返し、同国内で支配地域を広げつつある。

アフガニスタンには長年にわたる衝突の影響で各地に地雷や不発弾が残されており、地雷除去支援団体によると、1979~2015年の犠牲者は2万3500人を超す。

国連アフガニスタン支援ミッションが昨年まとめた統計によれば、2016年には子どもの犠牲者が急増し、前年より24%増えた。ほとんどは現場に残された不発弾が原因だった。

「子どもたちは衝突の関係者が置き去りにした不発弾で遊んでいて、死亡したり、目が見えなくなったり、手足を失ったり、あるいは意図せず友人を死亡させたりしている」。フセイン国連人権高等弁務官は2017年2月の報告書でそう指摘していた。

地雷除去支援団体の2012年の報告によると、不発弾による犠牲者は、地雷による犠牲者の3倍に上っているという。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]