16歳少女を集団でレイプ、その後殺害か 男15人逮捕 インド
ニューデリー(CNN) インド警察は7日までに、16歳の少女を拉致して集団で強姦し、その後焼き殺した疑いがあるとして、主犯格とされる男1人を含む15人を逮捕した。
地元警察の幹部がCNNに語ったところによると、5日に逮捕された主犯格の男は現時点でいかなる罪でも訴追されていない。被害者の遺体の検視結果も出ておらず、捜査は依然継続中だとしている。
事件はインド北東部に位置するジャールカンド州チャトラ県の村で3日に発生した。被害者の少女は両親が結婚式に出席している間に近くの森へと連れ去られ、男たちに集団で強姦された。両親は4日、インド農村部での主要な権力機構である村会(パンチャーヤト)に被害を訴え出たが、村会幹部が男らに命じたのは腹筋体操100回と罰金5万ルピーの支払いのみだった。
それでもこの処罰を不服とした男たちは報復として友人らとともに被害者の両親を襲撃し、家に火を放った。被害者の少女はこの火事の中で死亡した。
地元警察幹部によると、今回逮捕された15人に加えて村会のトップも拘束されているという。村会は農村地域での紛争解決を担う唯一の権力機構だが、そこで下される裁定のいい加減さや家父長制社会の存続に大きな役割を果たしている点などがしばしば非難の的となっている。