ナイジェリア軍、過激派から1000人超を救出
ナイジェリア・ラゴス(CNN) ナイジェリア軍は7日、同国北東部ボルノ州で、イスラム過激派「ボコ・ハラム」に捕まっていた人たち1000人超を救出したと明らかにした。軍報道官によれば、人質の大部分は女性や子どもだった。ボコ・ハラムの戦闘員になるように強制された若い男性も一部含まれていたという。
ナイジェリアでは3月にもヨベ州で、ボコ・ハラムに拉致されていた女子学生100人以上が解放されていた。
今回の救出作戦にはカメルーン軍も参加していた。報道官によれば、救出された人々は軍施設で手当てを受けている。
先ごろ発表された報告書によれば、ナイジェリアでは2013年以降、ボコ・ハラムによって1000人以上の子どもが拉致されている。14年に女子学生276人がチボックで拉致された際には国際社会からも非難の声が上がっていた。
拉致された女性学生の一部は、ナイジェリア政府とボコ・ハラムとの交渉を受けて、解放されていた。今回の軍事作戦で救出された人質の中にチボックで拉致された女子学生が含まれているかどうかCNNでは確認できていない。