米のイラン核合意離脱、欧州首脳が「落胆」表明

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トランプ氏は欧米など6カ国が2015年にイランと結んだ核合意からの離脱を表明した

トランプ氏は欧米など6カ国が2015年にイランと結んだ核合意からの離脱を表明した

(CNN) トランプ米大統領が8日、欧米など6カ国が2015年にイランと結んだ核合意からの離脱を表明したことを受け、過去数カ月にわたり合意の維持を呼びかけてきた欧州の首脳からは落胆の声が上がっている。

フランスのマクロン大統領はツイッターで、同国とドイツ、英国が米国のイラン核合意離脱を遺憾に思うと表明。「核不拡散に向けた体制が危機に瀕している」との認識を示した。

マクロン大統領とドイツのメルケル首相、英国のメイ首相は電話会談の後で共同声明を発表し、「合意が確実に守られるよう引き続き取り組んでいく」考えを強調した。そのうえでイランに関しては、米国の決定について自制的な対応を求めるとともに、今後も合意に基づき自国の義務を履行し続ける必要があると述べた。

ロシアからも批判的な見方が出ている。同国のポリャンスキー副国連大使はニューヨークで記者団に対し、トランプ大統領の行動に落胆していると明言しつつ「驚きはなかった」と語った。米国による離脱の決定を巡り国連安保理の会合を招集するかどうか問われると、「あらゆる選択肢を検討している」と回答した。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相はテレビで演説し、米国の離脱を全面的に支持すると表明。ツイッターにも「トランプ大統領の勇気ある決断と、イランの核兵器保有を阻止するとの決意に感謝する」と投稿した。

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