日本刀の集団が警察署を襲撃、4人死傷 インドネシア
(CNN) インドネシアの警察によると、スマトラ島中部リアウ州の都市プカンバルで16日午前、日本刀で武装したグループが州警察本部を襲撃し、警官1人が死亡、警官2人と地元のジャーナリスト1人が負傷した。
国家警察の報道官によると、グループは警察本部の入り口に車で突っ込み、警官らを襲った。警察が容疑者4人を射殺した。
車を運転していた容疑者が現場から逃げようとした際に、警官1人が死亡、ほかの3人が負傷した。この容疑者は警察に拘束されている。車からは爆発物のようなものが見つかったという。
同国ジャワ島のスラバヤでは13日、子どもを含む6人家族が3カ所のキリスト教会に自爆テロを仕掛け、10人が死亡。その日のうちに、同市近郊の集合住宅で爆発が起きて母親と十代の娘が死亡し、起爆装置を持っていた父親が警察に射殺された。さらにスラバヤの警察署でも家族による自爆テロがあり、10人が負傷、家族4人が死亡した。
警察によると、3家族の子ども同士は知り合いで、一緒にイスラム教の聖典コーランを習っていた。カルナビアン国家警察長官は14日の会見で、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を支持する国内組織の元指導者が収監されたことに対し、ISISが報復としてテロを命じたとの見方を示した。