台湾空軍の戦闘機が墜落、パイロット死亡 年次演習の初日に

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墜落したF16のものとみられる残骸

墜落したF16のものとみられる残骸

(CNN) 台湾国防部(国防省)は4日、空軍のF16戦闘機が台北付近の山間部に墜落し、操縦士(31)が死亡したことを明らかにした。

台湾では同日から5日間の予定で、中国軍の攻撃を想定した年次演習が実施され、海軍と空軍がともに参加している。

台湾の中央通信(CNA)によると、墜落機がレーダーから消えてから2時間後に、ハイカーが残がいを発見した。

残るF16は全て飛行を停止し、調査チームが墜落原因を調べているという。空軍は悪天候や人為ミスなど複数の原因が重なったとの見方を示した。

台湾の軍では1998年からこれまでにF16が8機墜落し、操縦士7人が死亡した。

台湾をめぐっては最近、外交関係のあった2カ国が相次いで断交を発表し、中国と国交を樹立。中国軍は4月に台湾海峡で大規模な演習を実施するなど、中台間の緊張が高まっている。

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