出産間近のNZ首相、陣痛開始まで公務遂行を表明
(CNN) 第1子の出産を間近に控えているニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は7日までに、陣痛が始まるまで職務遂行を続ける考えを表明した。首相府が公表した出産準備計画の中で明らかになった。
出産予定日は今月17日。地元メディアによると、オークランド病院での出産を想定しているが、首相が同市内に居なかった場合の緊急対応計画も作成した。
首相の妊娠は今年1月に明らかになっていた。現職首相の出産は1990年のパキスタンの故ベナジル・ブット氏以来となる。昨年10月の首相就任時に37歳だったアーダーン氏は、現役の女性首相としては世界で最年少となっている。
CNN系列のラジオNZによると、アーダーン氏夫妻は首相府の正式発表前、出産の事実を公表する見通し。同首相が6週間の産後休暇に入った場合、ピータース副首相が国政運営の責任者となる。
アーダーン氏が公務に復帰した後はパートナーのクラーク・ゲイフォード氏が自宅で育児に専念するとしている。
同首相は1月に妊娠を認めた際、首相職と子育ての両立は極めて難しいとの見方を否定。「私の前にも仕事をしながら赤ちゃんを持った多くの女性がいる」などと主張していた。
また、労働党党首に就任した昨年8月、テレビ番組で母親の責務と仕事上の責任の両立について問われ、「子どもを持つ時期は女性の決断次第。仕事を持つべきかどうかなどは前もって決められるべきではない」と反論していた。
We thought 2017 was a big year! This year we’ll join the many parents who wear two hats. I’ll be PM & a mum while Clarke will be “first man of fishing” & stay at home dad. There will be lots of questions (I can assure you we have a plan all ready to go!) but for now bring on 2018 pic.twitter.com/nowAYOhAbF
— Jacinda Ardern (@jacindaardern) 2018年1月18日