インドで過去最悪の水資源危機、6億人が「水不足」に
一方で一部の州ではここ数年、水質管理基準で目立った向上が見られる。ただ、中央もしくは州政府による対策は散発的で政策目標を実現させるほどの真剣さに欠けるとの見方もある。
州レベルでの水資源関連事業は州政府が権限を持つ。地下水開発や全家庭向けの配水の有料化の遅れなどには政治的要因も絡み、継続性を持つ政策的な枠組みの確立を阻害する要因となっている。
水不足の事態が切迫する中で各都市では給水車の出動が目立つ。各世帯への給水が不自由になっている現状を映し出している。