タイ洞窟、13人全員を無事救出 困難な潜水切り抜け生還
免疫系も弱っていることから、長ければ1週間の入院を要する見通し。タイのプラユット首相は9日に病院を訪れ、家族や病院職員をねぎらった。
今回救出されたサッカーチームの少年12人とコーチ1人は、6月23日から洞窟に閉じ込められていた。救出活動には世界各国から応援に駆け付けた何百人もの専門家が参加。少年たちの家族は洞窟の入り口前に待機して、子どもたちの安全を祈り続けていた。
脱出の際は少年1人にそれぞれ2人のダイバーが付き添い、フルフェイスの潜水マスクを着けて、洞窟の出口につながるロープにつかまりながら、暗く濁った水の中を潜水した。特に最初の数キロは、極端に狭い箇所をくぐり抜ける必要があり、救助隊員が少年の酸素タンクを持って先導しながら進んだ。