遠足にはしゃぐ子どもたち、バス空爆前の映像 イエメン
フーシが10日の記者会見で発表したところによると、この空爆で子ども40人を含む51人が死亡、子ども56人を含む79人が負傷した。
フーシ系のテレビ局は、現場にいち早く駆け付けた救急隊員の話を伝えた。負傷者の手当てを急ぐなかで抱き上げた少年の遺体。その顔は隊員自身の息子だったという。
サアダでは13日、生徒たちの葬儀に数百人が集まった。葬列とともに掲げられたプラカードには、「米国がイエメンの子らを殺した」という文字もあった。フーシは同日、国内各地で追悼の行進を主催した。
国連のグテーレス事務総長はこの空爆を非難する声明を出し、中立機関による迅速な調査を求めた。
米国のマティス国防長官は12日、調査と再発防止に協力するため、米軍の将官1人をサウジへ派遣したことを明らかにした。