土砂崩れで4人死亡、20軒超がのまれる フィリピン・セブ島
(CNN) フィリピンのセブ島で20日、土砂崩れが起き、当局によると、これまでに4人の遺体が収容された。犠牲者の中には、4歳の子どもと高齢の女性2人が含まれている。
地方災害対策当局の幹部によれば、土砂崩れはセブ島のナガで発生した。警察によれば、およそ24軒の家屋が土砂に埋まっているという。
CNNフィリピンは地元警察の話として、豪雨の影響で山の一部が崩落し、家屋をのみ込んだと伝えた。
地元メディアがソーシャルメディアに投稿した画像には、救助隊が担架で人々を現場から運び出す様子が写っている。
フィリピンではこの前にも、ルソン島北部のイトゴンで土砂崩れが起き、少なくとも18人が死亡。落石で家屋数百棟が全壊し、鉱山労働者をはじめとする数十人が土砂に埋まる被害が出ていた。
このときの土砂崩れは、猛烈な台風22号による豪雨で引き起こされた。フィリピンでは台風22号に関連して63人が死亡、42人が負傷したほか、数十人が行方不明となっている。