仏のバス運転手、危険な道路横断の少年殴る 解雇反対の運動

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パリ市内を走るRATPのバス/LOIC VENANCE/Getty Images

パリ市内を走るRATPのバス/LOIC VENANCE/Getty Images

(CNN) フランスの公共交通事業に携わる国有企業「RATPグループ」の従業員ら29万人以上がこのほど、パリの道路を危険な方法で横断した10代少年に平手打ちを浴びせたバス運転手の解雇処分などに反対する請願状に署名した。

運転手は少年の無謀な行動にバスの急ブレーキも強いられていた。

請願状の作成は運転手のRATPの同僚が開始。同僚たちは、少年が横断した後、運転手は「全ての両親がするように」注意したと指摘。これに対し少年は侮辱の言葉を返したと述べた。

平手打ちをくらわしたビデオ画像もソーシャルメディア上に広く流出。運転手がバスから降り、路肩に立っている少年を殴るなどの様子が収められていた。

RATPはツイッターで、運転手の行動は社の方針や価値観に相反すると指摘。その上で、運転手が自らの行動を悔いている点や、安全性を無視する方法で道路を渡り罵倒(ばとう)の言葉も吐いた少年をはねることを避けた後、感情に駆られて行動した経緯は当然考慮されるとした。

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