インドネシア地震 教会から子どもら34人の遺体、唯一の給油所に客殺到

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インドネシア・パル(CNN) 地震と津波に襲われたインドネシア中部スラウェシ島で生存者の捜索活動が続くなか、インドネシア当局は3日までに、パル市南郊のシギビロマルの教会で、34人の遺体が見つかったと明らかにした。遺体の大部分は子どもで、宗教関連のキャンプに参加していた。

当局の発表によれば、地震と津波による死者は2日時点で1234人に達した。

地元の赤十字社のスタッフによれば、遺体はキャンプに参加していた子どもら86人を捜索しているさなかに見つかった。遺体は人々の手によって1時間以上かけて教会から運び出され、警察が受け取る場所まで運ばれたという。

がれきなどの中から収容される遺体が増え、死者数はさらに増加するとみられている。防災当局の幹部も「依然として多くの遺体が収容されていない」との見方を示した。

生存者の生活も、基本的な物資の入手が難しく、厳しい状況に陥っている。

パル市内にある唯一稼働しているガソリンスタンドには多くの人々が詰めかけた。従業員は大量の現金の束を手にしながら、容器の中に燃料を入れていた。

しかし、現金を使う機会はほとんどない。買うものが残されていないからだ。店舗は破壊されているか、商品がない状態となっている。

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