サウジ国王とトルコ大統領が電話会談 記者殺害疑惑で対応協議

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トルコのサウジ総領事館に入ったまま消息を絶っているジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏/Hatice Cengiz

トルコのサウジ総領事館に入ったまま消息を絶っているジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏/Hatice Cengiz

(CNN) サウジアラビアのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコ最大都市イスタンブールにあるサウジ総領事館に入ったまま消息を絶っている問題で、サウジのサルマン国王は14日、トルコのエルドアン大統領と電話会談を行い、対応を協議した。両国のメディアが伝えた。

サウジ通信とトルコ国営アナトリア通信によると、両国はカショギ氏の事件に関する「作業部会」の設置を検討しているという。サウジに対しては、今回の事件を巡って国際社会からの圧力が強まっていた。

カショギ氏は、米紙ワシントン・ポストのコラムニストでサウジ王室を批判していたジャーナリスト。今月2日、結婚手続き用の書類を入手するためサウジ総領事館に入ったまま、行方が分からなくなった。

米国のトランプ大統領は13日、カショギ氏の殺害にサウジが関与していることが明らかになった場合は「厳罰」を科すと言明。英国、フランス、ドイツも14日、サウジに対して「信頼に足る捜査」を要求した。

これに対してアラブ諸国や地域は多数がサウジ側に立ち、オマーン、バーレーン、ヨルダン、パレスチナ、レバノン、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトの政府が14日、それぞれ声明を発表してサウジ支持を表明した。

サウジ当局は14日にサウジ通信を通じて発表した声明で、もし米国に経済制裁や政治的圧力をかけられれば、報復措置に出るとけん制した。

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