アレッポで有毒ガス攻撃、100人超に被害 シリア国営メディア
(CNN) シリア国営シリアアラブ通信(SANA)は25日、シリア政府が制圧している北部アレッポが有毒ガスで攻撃され、100人以上が病院に運ばれたと伝えた。
SANAはアレッポ警察の話として、テロ組織が有毒ガスを含んだ爆薬弾でアレッポの住宅地を砲撃したと報道。被害者の容体は軽度から中程度で、負傷者は107人と伝えている。
SANAはシリア軍が報復として攻撃元を砲撃したと伝えたが、詳細は明らかにしていない。ロシア国営RIAノーボスチ通信によると、ロシアの戦闘機がシリア反体制派の拠点を空爆した。
英国に拠点を置く「シリア人権監視団」による と、今回のアレッポ攻撃で、子ども数十人を含む市民94人が呼吸困難の症状を訴えている。
シリアでは反体制派が支配する北西部のイドリブ県に非武装地帯を設けることで、9月にロシアとトルコが合意していた。アレッポ攻撃が伝えられたのは、この合意が成立して以来、初めてだった。