宗教行事の供物で食中毒 11人死亡、90人が入院 インド
ニューデリー(CNN) インド南部カルナタカ州の村で15日、ヒンドゥー教寺院の起工式に出席した人々が食中毒症状を起こし、少なくとも11人が死亡、90人以上が病院へ運ばれた。
地元警察の責任者がCNNに語ったところによると、会場では式典後、供物の「お下がり」として野菜入りの米飯が振る舞われた。
これを食べた出席者らが直後におう吐を始めたという。
同責任者は、供物に毒物が入っていたとの見方を示した。
地元当局トップの話によると、死者の中には子ども2人が含まれていた。入院している患者のうち29人が重体。その多くが腹痛を訴え、吐き気や脱水の症状を示しているという。
食品のサンプルは研究所へ送られた。警察はこれまでに寺院の幹部2人と村の住民3人を拘束し、事情を聴いている。
州政府は遺族らに7000ドル(約80万円)の見舞金を支給すると発表した。