NZ、大麻合法化めぐり国民投票へ 2020年に実施
(CNN) ニュージーランド政府は19日までに、大麻の合法化の是非をめぐる国民投票を2020年に実施すると発表した。大麻が合法化されれば世界ではウルグアイ、カナダに次ぐ3カ国目。アジア太平洋地域では初となる。
法的拘束力を持つこの国民投票は、与党・労働党と緑の党との協定に盛り込まれている。同年に予定される総選挙と並行して実施するという。
先月には緑の党の議員が議会で「相当数の議員が過去に違法な薬物を使用したと認めている」「そんな我々が、今では法を統括する立場から、まったく同じ行為に及んでいる人々を処罰している」と発言。大麻が合法化されていないために生じる矛盾を批判していた。
薬物関連の機関が今年行った世論調査では、回答者の3分の2が大麻の合法化もしくは非犯罪化を支持するとの結果が出た。
地元のラジオ局によると、政府は安楽死の合法化や選挙法改正についても20年に国民投票を実施する案を検討中だという。