ファーウェイの5G参入、NZ当局も禁止通告
香港(CNN Business) ニュージーランドの通信最大手スパークは28日、次世代通信規格「5G」を使った無線ネットワークに中国のスマートフォン・通信機器大手ファーウェイ(華為技術)の機器を導入しないよう、ニュージーランド政府から通告されたことを明らかにした。
ニュージーランドの情報機関、政府通信保安局(GCSB)は声明で、ファーウェイ機器の使用は国家安全保障上、重大なリスクをもたらすとの見解をスパークに伝えたことを確認した。
ファーウェイ側は同日、状況を調べているとする声明を出し、「前進の道を見出すため、懸念があれば積極的に対応し、政府に協力する」と表明した。
ファーウェイに対しては、オーストラリア当局が今年8月、同国の5Gネットワークへの参入を禁止すると通告。英国も同じく、同社の技術を使うことによるリスクを警告している。
米国は2012年から事実上、ファーウェイ製品を締め出し、カナダやドイツ、イタリア、日本に同様の対応を促しているとされる。
ファーウェイは5G機器、技術を提供する契約がすでに20件以上成立したと主張するが、具体的な相手国や企業は公表していない。