ソマリア首都の2カ所で車爆発、死者15人 アルカイダ系が犯行声明
モガディシオ(CNN) ソマリアの首都モガディシオ市内の2カ所で22日、車を使った自爆テロとみられる爆発が相次ぎ、治安当局者によると15人が死亡、20人が負傷した。
爆発は市中心部にある国立劇場や大統領官邸の近くと、無名戦士の記念碑前で発生した。
国際テロ組織アルカイダ系の過激派「シャバブ」が関連のウェブサイトに犯行声明を出した。自爆犯が爆発物を積んだ車で大統領官邸の門を襲い、警備員らを殺害したと主張している。
当局者らのツイートによると、事件の首謀者は情報当局に拘束された。
死者の中には、ロンドンに拠点のあるテレビ局「ユニバーサル・ソマリTV」のベテラン記者らスタッフ数人も含まれているという。
ソマリアでは米軍がシャバブ掃討作戦を展開している。17日には、今月の空爆でシャバブ戦闘員計62人を殺害したと発表した。
米国は一方で、同国の情勢が改善したとして、1991年から閉鎖していた在ソマリア大使館を今月初めに再開している。