カナダへ亡命のサウジ女性、「私は幸運だった」

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サウジからの亡命について振り返ったラハフ・ムハンマドさん/Khaled Ibrahim/UNHCR

サウジからの亡命について振り返ったラハフ・ムハンマドさん/Khaled Ibrahim/UNHCR

(CNN) 家族の虐待から逃れてカナダへ亡命したサウジアラビア人女性、ラハフ・ムハンマドさん(18)が15日、亡命劇を振り返り、「私は幸運だった」と語った。

ムハンマドさんは亡命受け入れを表明したカナダへ移動し、家族の姓「クヌン」を名乗ることをやめた。

この日はアラビア語で自身の体験について語り、カナダへの移民、難民を支援するCOSTIのスタッフが英語への通訳を担当した。

ムハンマドさんはこの中で「サウジ女性の中には逃れようとして行方不明になったり、自分の現実を変えることができなかったりする不運な人々もいる」と語り、女性は何をするにも男性の保護者からの同意が必要だと強調。「私は家族からひどい扱いを受けていた。自分らしく生きることも、なりたい自分になることも許されなかった」と振り返った。

だがカナダへ亡命した今は自立を果たし、行き先も将来の進路も結婚相手も自分で決めることができると胸を張った。

ムハンマドさんはまた、カナダや最初に入国したタイ、そこで保護してくれた国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の支援に感謝すると述べた。

今後は「カナダで暮らすほかの若い女性たちと同じように、普通の私生活をスタートさせたい」「世界中の女性たちの自由を支援する活動に取り組みたい」と話した。

ムハンマドさんは今月初め、家族で滞在していたクウェートからタイへ逃れ、ツイッターを通して窮状を発信。送還されれば殺される恐れがあると訴えた。UNHCRの協力でカナダへの亡命が決まり、COSTIが定住へ向けた支援を提供している。

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