密造酒による死者133人に、10人を逮捕 インド
インド・ニューデリー(CNN) インド北東部のアッサム州で密造酒を飲んだことによる住民の死者数が少なくとも133人になったことが25日までにわかった。200人以上が病院へ搬送された。
警察によれば、10人を逮捕したほか、複数人に対して同地域での密造酒の供給に関与した疑いで事情聴取を行っている。
最初の被害の報告があったのは21日夜で、地元当局者によると、死者の大半は茶園の作業員だった。
インドでは、違法な密造酒の取り締まりが続いている。自家製の密造酒は農村部でつくられ、都市部で売られる。合法的な酒の3分の1ほどの価格だが、毒性のあるメタノールなどが混ざっていることが多く、死を招く危険性がある。
インド北部でも今月、密造酒を飲んで80人が死亡。警察の捜査で8人が逮捕され、約400リットルの密造酒が押収された。2011年には西ベンガル州で、密造酒により少なくとも168人が死亡した。