インド最速の国産列車、運行開始直後に立ち往生
ニューデリー(CNN) インド最速の列車として運行を開始したばかりの「バンデバラト・エクスプレス」が一時、衝突によるトラブルで立ち往生していたことが分かった。
インド鉄道省が16日に発表したところによると、列車は初走行で首都ニューデリーを出発し、約750キロ離れた終点の北部バラナシに到着。折り返しニューデリーへ向かう途中、同市まで約190キロの地点で緊急停止した。
発表によれば、「外部の衝突」が原因で後部4車両と前部との通信にトラブルが起きたため、ブレーキをかけた。点検後に走行を再開し、ニューデリーまで戻ったという。
列車はモディ首相が進める製造業振興策「メイク・イン・インディア」の一環として、南部チェンナイで生産された。最高時速は約160キロ、定員は1128人。従来は11時間かかっていたニューデリー・バラナシ間を8時間で結ぶ。
モディ氏は先週の記念式典で、「これがインドの真の力だ」と語っていた。
バンデバラト・エクスプレスの商業運行は17日から始まった。鉄道相のツイートによると、チケットは2週間先まで完売している。