仏リヨンで爆発、7人負傷 小包爆弾か テロ捜査に着手
パリ(CNN) フランス中部リヨンで24日、爆発があり、少なくとも7人が負傷した。当局はテロの可能性があると見て捜査に乗り出した。
爆発は市中心部の商店街で夕方に発生。当局が犯人の行方を追っている。
マクロン大統領は事件後のインタビューで、今回の爆発を「攻撃」と位置付けた。
リヨン検察の報道官はCNNの取材に対し、くぎを詰めた小包爆弾が爆発の原因だった可能性があるとの見解を示した。
リヨン2区の区長は地元テレビ局BFMTVに対し、爆発による物的被害は深刻ではないとする一方で、負傷者のけがは「金属片やガラス片」によるものだと述べた。
負傷者を救急車に乗せる救急隊員ら=24日/Philippe Desmazes/AFP/Getty Images
フランス国家警察はツイッターで実行犯とみられる人物の写真を公開し、市民に情報提供を呼びかけた。
ベルベ司法相は爆発発生から数時間後、「テロの企て」への捜査を開始したと述べた。
[#Lyon] #AppelÀTémoins pour retrouver l’homme suspecté d’être l’auteur de l’attentat.
— Police nationale (@PoliceNationale) 2019年5月24日
Si vous avez des informations, appelez le 197. #AidezNous, votre témoignage peut être déterminant. pic.twitter.com/HcPc43nl9d
現場近くのレストランのウエートレスはCNNに、爆発の瞬間について「爆発音が聞こえた。私はテラスで働いていたところで、人々がビクトル・ユゴー通りから走って逃げ始めた」と振り返った。
マクロン大統領はツイッターで「私は今夜、リヨンで起きた爆発の負傷者、事件の影響を受けた家族、そしてリヨン市民全員のことを考えている。我々は皆さんに寄り添う」と述べた。