「サンドイッチ出すのが遅い」、客がウェーターを射殺 パリ郊外
(CNN) フランス・パリ郊外のピザレストランで、注文したサンドイッチがなかなか出てこないといって腹を立てた客が、ウェーターを射殺する事件があった。
検察によると、パリ中心部から15キロほど離れたノワジールグランのピザ店で16日夜、29歳のウェーターが銃で撃たれて死亡した。目撃者は、客の男が注文したサンドイッチが出てくるまでにかかった時間を巡り逆上したと証言している。
AFP通信によると、ウェーターは拳銃で肩を撃たれ、店員が警察に通報した。
撃った男は店から逃走し、ウェーターは現場で死亡した。警察は殺人事件として捜査に乗り出し、逃げた男の行方を追っている。
地元住民はこの事件に衝撃を受けている。29歳の女性はAFP通信に対し、「何の問題もない静かなレストランだった。数カ月前に開店したばかりだった」と証言した。
ただ、この一帯は麻薬取引や公共の場での飲酒などが横行し、犯罪発生率の高い地域だった。