ロシア情報機関の本部前で銃撃、FSB職員ら死傷
モスクワ(CNN) ロシアの首都モスクワにある同国の情報機関「ロシア連邦保安局(FSB)」の本部近くで19日に銃撃事件があり、少なくとも1人が死亡、5人が負傷した。国営RIAノーボスチ通信などが伝えた。
保健省によれば、この事件でFSBの職員2人が重傷を負った。RIAはFSB当局者の話として、FSBの職員1人が死亡したと伝えている。
ソーシャルメディアには、現場に銃声が鳴り響き、その場にいた人たちが悲鳴を上げながら逃げる映像が投稿されている。
国営テレビのロシア24は、容疑者が「無力化された」と伝えた。交通管理センターによれば、事件発生を受けて現場一帯は通行止めになった。
FSBの本部前には緊急車両が何台も集まり、警察による封鎖が続いている。
事件発生当時、プーチン大統領は近くで行われたコンサートの会場で演説していた。
ロシアの捜査当局は国営タス通信の取材に対し、今回の事件について捜査に乗り出したことを明らかにした。
ロシアでは銃の取り締まりが厳しく、銃乱射事件はほとんど発生していない。