ロシア唯一の空母で火災 6人負傷、1人不明か
モスクワ(CNN) ロシア北西部ムルマンスクで改修中の同国唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」で12日午前、火災が発生した。国営タス通信によると、6人が負傷、1人が行方不明とみられている。
火災は整備作業中に動力装置で発生。大きな黒煙が立ち上る様子が上甲板から確認された。
現在の延焼面積は120平方メートルに達する。ディーゼル燃料が燃えており、消防隊が泡消火剤を使って鎮火に当たっている。
タス通信は緊急対応当局筋の話として、消防隊はケーブルから発生した大量の煙に阻まれ、出火元に近づけない状況だと伝えた。
タス通信によれば、アドミラル・クズネツォフはロシア海軍で最大の艦船で、水平離着陸機を艦載できる同軍唯一の空母となっている。2016年に地中海で初めて戦闘配備され、艦載機がシリア国内への攻撃を行った。